ブラシの木

病院の真ん中、病棟と福祉ホームの間に、ぱっと赤い花が咲く木は「ブラシの木」。

一つ一つの花は、ビンを洗うブラシそっくりの姿。英語ではボトルブラッシュと呼ばれます。5個の花弁(かべん)と5個の萼片(がくへん)は開花後すぐに落ちるので、咲いている時には無くなっています。残っているめしべは1本でおしべより長く、おしべの先の葯(やく)が、金粉がついたように輝くので「金宝樹(きんぽうじゅ)」の別名があります。ブラシの毛のように見える赤いのは花びらではなくおしべなんですね。写真をよく見ると蜂が止まっています。